トップ > ライフ > 3選シリーズ >うっかり間違いやすい会社名3選(キヤノン・富士フイルム・三和シヤッター)

うっかり間違いやすい会社名3選(キヤノン・富士フイルム・三和シヤッター)

※この記事は公開から1年以上経っています。
alt
やりがちなミスだが指摘されると結構はずかしい・・・

新社会人のみなさんもベテランビジネスマンもつい「うっかり」間違えてしまいがちな会社名を、M&A Online編集部がピックアップしてみました。M&Aの小ネタとあわせてどうぞ。

○キヤノン  ×キャノン

OA機器とカメラの分野で世界トップシェアのキヤノン<7751>。知名度のわりに「キャノン」と表記する人が続出。「Canon」だったらキャノン、と読んでしまいますよね。

カメラやプリンターのイメージが強い同社ですが、医療機器への本格的な足がかりとして、米原発事業の減損で経営危機に追い込まれた東芝が泣く泣く手放した東芝メディカルシステムズを2016年に6655億円で買収しています。

▼キヤノンのM&A戦略についてもっと知りたい方はこちら
https://maonline.jp/articles/canon0261

○富士フイルム  ×富士フィルム

キヤノンと同じくつい「フィルム」と”イ”が小文字になってしまう間違いをおかしてしまいがちな富士フイルムホールディングス<4901>。わがM&A業界でも注目の企業です。

今年1月、米ゼロックスの買収を発表した富士フイルムホールディングスですが、その買収に「待った」をかけたのが、物言う株主で著名な投資家のカール・アイカーン氏です。一連の買収手続きは9月に完了させる予定ですが、先行き、波乱含みの展開も予想されます。

同社は子会社の富士ゼロックスと米ゼロックスを統合させ、新会社の株式の過半の50.1%を取得する予定。買収金額は6710億円は巨額ですが、「クリエーティブなスキーム」と自画自賛する通り、グループ内で資金を回し、外部に現金の流出がない画期的な方法を用いることでも注目されています。

さらに同社は3月末、医療分野を強化するため、石油元売り最大手のJXTGホールディングス<5020>傘下で細胞培養関連事業を手がける日米2社を850億円で買収することを発表しました。

▼富士フイルムが過去に行ったM&Aについて知りたい方はこちら
https://maonline.jp/articles/f...

○三和シヤッター  ×三和シャッター

画像はイメージです。

シャッター製造で国内首位の三和シヤッター。親会社は三和ホールディングス<5929>です。企業のウェブサイトでも

「当社社名「三和シヤッター」の「ヤ」は「ャ」ではなく大きい「ヤ」で表記してください。」

とわざわざ記載しているほど、間違う人が多いのでしょう。そんな同社ですが、実はグローバルメーカーであるのをご存知でしょうか?

1996年に米ガレージドア最大手であるオーバーヘッドドア社を、当時の売上高の3分の1に近い517億円を投じて買収するなど、M&Aに関してはイケイケの企業です。2003年には欧州第2位のドア・シャッターメーカーであるノボフェルムグループを買収。現在の海外売上高比率は45%と業界屈指のグローバル企業に押し上げる原動力となったのが、巧みなM&A戦略だったのです。

ちなみに同業大手の文化シヤッター<5930>、東洋シヤッター<5936>の場合も、大きい「ヤ」ですので、くれぐれもお間違えのないように。

▼三和シヤッター(三和ホールディングス)のイケイケなM&A戦略はこちら
https://maonline.jp/articles/sanwahd171123

まとめ:M&A Online編集部

アクセスランキング

【総合】よく読まれている記事ベスト5