2022年のサッカーワールドカップ(W杯)ではドイツ、スペインの強豪チームを倒しながら悲願のベスト8入りを果たせなかった日本代表。しかし、悲しんでいる暇はない。2023年7月20日~8月20日には女子サッカーのW杯がオーストラリアとニュージランドで開かれるからだ。
日本代表「なでしこジャパン」の世界ランキングは11位。このところ低迷しているが、数少ないW杯優勝国であり、上位入賞そして2度目の制覇を祈りたい。そんなサッカーファンに、ぜひ足を運んで惜しいのが広島市の「住吉神社」だ。
JR広島駅から広電バス3系統紙屋町・市役所経由広島西飛行場行き「加古町」バス停下車すぐ、広島バス25系統吉島営業所行き 「住吉町」バス停下車徒歩3分。路面電車なら広島電鉄市内線1系統・宇品行きまたは広電本社前行きの「市役所前」電停下車徒歩5分。市街地のど真ん中に立地する都市型神社だ。
地元では「すみよしさん」で知られる神社だが、県内で唯一、日本サッカー協会(JFA)公認の「八咫烏(やたがらす)」がデザインされたお守りや絵馬を受けることができる「広島サッカーファンの聖地」。広島といえば今年のW杯で二つの大金星をあげた森保一日本代表監督が、選手やチーム監督として活躍したサンフレッチェ広島のお膝元だ。女子W杯の戦勝祈願をするなら、住吉神社をおいて他にない。
濃い青地にエンブレム入りの代表ユニホームをあしらったお守り(大=1000円、小=800円)と絵馬(500円)がある。2022年のW杯では日本で唯一の「ワールドカップ応援巫女」が登場。お守りや絵馬を受けると、応援グッズを身に着けた巫女(みこ)が、鈴を鳴らして必勝祈願してくれると話題になった。
住吉神社で旧暦6月14日・15日に開かれる夏祭は「広島三大祭」の一つで、夏の風物詩として広島市民に親しまれてきた。住吉神社は兎(うさぎ)を神の使いとしていることでも知られる。うさぎ年のW杯には、ピッタリの神社と言えそうだ。