不動産中堅のヒューリック<3003>は、2027年12月期までにM&Aに1000億円を投じる。2024年に子会社化を発表した個別指導塾を運営するリソー教育<4714>、投資用不動産販売のレーサム<8890>に続く、シナジーが見込まれるM&Aを実施し、収益力を強化するのが狙いだ。
第一弾として2025年8月に、地層を掘削して試料を採取するボーリング機器を製造する鉱研工業<6297>をTOB(株式公開買い付け)で子会社化する。シナジーが見込まれるM&Aとはどのようなものなのか...
ドラッグストア業界2位のマツキヨココカラ&カンパニーは、2031年3月期に中・小型の企業買収を含めた事業成長で売上高1兆3000億円を達成し、これにM&Aなどによって実現を目指す連合体構想分を上乗せする事業拡大計画を策定した。
NTTドコモが“銀行空白”状態をついに解消する。ネット専業の住信SBIネット銀行を買収することになったためだ。取得金額は約4200億円で、ドコモとして最大のM&Aとなる。携帯大手4社で唯一、傘下に銀行を持っていなかった同社にとって、「ドコモ経済圏」拡大に向けて悲願の銀行参入を果たす。
過剰出店による自社店舗の競合やコロナ禍の影響で業績が低迷していた「いきなり!ステーキ」のペッパーフードサービスが、海鮮業態への進出で業績の巻き返しを狙っている。
前田建設工業を傘下に置くインフロニア・ホールディングスが三井住友建設を買収することになった。インフロニアは2022年に東洋建設の買収に着手したが、対抗買収者の出現でTOB(株式公開買い付け)が不成立となった苦い経験を持ち、今回、捲土重来を期す形だ。