「仮想通貨」高性能マイニングマシンで金脈を掘り当てる?

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GMOインターネットが売り出した高速処理、低諸費電力のマイニングマシン

高性能機器でマイニングの成功率が上がる?

GMOインターネットが売り出した仮想通貨のマイニングマシン「GMO マイナー B2」はビットコインとビットコインキャッシュのマイニングが行える装置で、これまでの装置に比べ処理スピードが速く、消費電力が低いのが特徴。

マイニングを行うのに必要な処理能力を示すハッシュパワーは毎秒24兆回で、これまでの代表的なマイニングマシンのよりも高く、計算速度が大幅に高まった。消費電力は1950ワットで、1兆回当たりの消費電力81ワットと他のマイニングマシンよりも最大で20%の省電力となる。


マイニングマシンの心臓部の電子基板は最先端の7ナノ メートル(ナノは10億分の1)プロセスで作られたASIC(特定用途向けIC)を搭載した。

さらにマイニングを行うにはマイニングマシンをネットワーク機器につなぐ必要があるが、最大32台の接続が可能なため、ネットワーク機器にかかるコストを最大55分の1に抑えることができる。

処理スピードが上がることはマイニングの成功率が上がり、収入が増えることを意味し、消費電力が下がり、ネットワーク機器のコストが下がることは支出が減ることを示すため、「GMO マイナー B2」を用いることでマイニングの採算性はよくなるといえる。価格は1999ドル(約22万円)で、7月以降は毎月変動し、申し込みが出荷量を上回った場合は抽選になるという。

金融庁による規制の強化に伴い、仮想通貨交換業者の撤退やM&Aが相次いでいるが、マイニングは仮想通貨の仕組みそのものともいえるもので、この分野での規制などの動きは見られない。個人でのマイニングは厳しい状況にあるが、高性能機器を駆使して金脈を掘り当ててみる?

文:M&A Online編集部

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