menu
Social media

法律・マネー

【M&A相談所】自社の売却、いつどう説明すべき?~その時どうする?

Cover fe360d59 e662 4d15 93d1 31912286c343
※画像はイメージです

Q:自社の売却を検討していますが、正直、家族や従業員には伝えづらいです。どのように伝えればよいのでしょうか。

 北海道で従業員20人の広告代理店を営んでおります。65歳を越えて体調の不安を感じるようになっていた折に、セミナーで事業承継型M&Aの話を聞きました。弊社も後継者がいませんので、会社の譲渡によって後継者問題を解決できないかと考えております。

 心配なのは妻や従業員たちの反応です。妻は私の引退により資金面での不安を感じるかもしれません。また、苦楽を共にしてきた従業員たちからは、私が保身のためにみんなを裏切ったと受け止められてしまうかもしれません。反対が予想される中で、ほかの経営者の方々はどのように対応・解決されたのでしょうか。(北海道 広告代理店 S.Aさん)

A:タイミングとポイントを押さえた説明をすれば理解は得られるものです。

 日本の企業経営において「信頼関係」や「情」は重要な要素です。M&Aに際して、ご家族や従業員、そして取引先の反応を心配される経営者の方は多いですが、タイミングとポイントを押さえてきちんと説明すれば、周囲の理解は得られるものです。実際にはケース・バイ・ケースであり、一概にお話しすることは困難ですが、今回はよくお伝えする内容をご紹介します。

 従業員や取引先に知らせる際のポイントは表のとおりです。最も重要なのは「M&Aは極秘で進める」ことです。従業員にも取引先にも最終契約 締結後に知らせるのが基本です。事業承継型の友好的なM&Aであっても、詳しくない従業員はM&Aと聞くだけで「身売り?」「リスト ラ?」と漠然とした不安を感じるものです。漠然とした不安がさらなる不安を呼び、従業員から取引先に伝わったり、場合によっては従業員の自主退職という事 態を招き、企業価値が毀損することにもなりかねません。同様に、取引先も企業価値の一部ですから、不用意な形でM&Aが伝わり、取引先との関係が 悪くなるようなことは避けてください。

 ご家族、特に奥様の年齢が比較的若い場合、収入がなくなることによる老後の不安が生じてしまうことがあるようです。けれども、経営者の多くは金融機関か らの借入金の連帯保証をしているため、経営者に万が一のことがあれば家族はその連帯保証をかぶることになりかねません。経営者の年齢や健康状態にもよりま すが、M&Aに際しては、負債をご家族に相続させないことの本質を伝えることが重要になると思います。

Q&A・相談

NEXT STORY

【緊急特集】株主が認知症!迫る企業の危機

【緊急特集】株主が認知症!迫る企業の危機

大株主が認知症になると、会社にふさわしくない者が株主として経営に口を出してくる可能性があります。いざというときに、大切な財産や会社経営を守れるよう、事前の準備が大切です。


注目の記事

Thumb e1b02e19 e880 4647 9b2e 9735a2922dd8

【リコー】「再成長」へM&A投資 2000億円

リコーが2018~19年度にM&Aに2000億円超を投資する方針を打ち出した。同社にとって大命題は「再成長」の一語に集約される。業績は10年近く一進一退が続き、伸びを欠いたままだ。リコー復権ののろしは上がるのか?

Thumb ec47f788 1259 4d83 bdd8 8407d10e0e92
Thumb 86c7d0cc ec0a 493b bd1c abd4c0f6d333
Thumb 360806d3 5891 4010 8d81 e5ebbe1c4544