menu
Social media

法律・マネー

【質問】M&Aにはどのような人が関わるのでしょうか。またそれぞれの役目を教えてください。

Cover 121ec29d f882 40cf 9f96 38018ddc1e6f
画像はイメージです。

Q:M&Aにはどのような人が関わるのでしょうか。またそれぞれの役目を教えてください。

当事者以外も多くの関係者が関わるM&A

先生:まず、組織を買う側の企業と売る側の企業の「当事者」がいますね。

新入社員:「当事者」とは、誰ですか?

先生:取締役などの経営陣です。大きな会社では、社長室や経営企画室などがM&Aの担当事業部として関わることになります。また、中小企業などでは、株主が当事者として主導しM&Aが行われることがしばしばです。

新入社員:当事者だけでM&Aは成立するんですか?

先生:難しいですね。往々にして「アドバイザー」と呼ばれる専門家がM&Aの各過程で関わります。

新入社員:アドバイザー」はどのようなことをアドバイスするのですか?

先生:そもそも相手の会社を探すという際には、銀行や証券会社、M&Aの仲介業者が関わります。その後、いざ相手が見つかった後も、「デューデリジェンス」と呼ばれる、さまざまな調査の過程で専門家が関わります。

新入社員:なぜ、調査が必要なのですか?

先生:買おうとする組織が一見魅力的に見えても、調べてみると意外な事実が発見されてしまうこともあるからです。実は隠れた債務を持っていたとか、魅力のある技術が実は特許訴訟中だった、とか。

新入社員:わー……コワイですね。

先生:そのため、財務面の「デューデリジェンス」には会計士が携わったり、法務面の「デューデリジェンス」では弁護士が携わったりします。また、会社の資産を厳密に算定するためにも専門家が携わることがあります。たとえば不動産の場合、不動産鑑定士や地質調査会社が関わったりします。

新入社員:こんなに多くの関係者を当事者が取りまとめるのですか?

先生:はい。それでは大変なので、M&A全体の進行や交渉についてサポート役を頼むこともあります。その際のアドバイザーはコンサルティング会社の他、会計士や弁護士、銀行や証券がその役割を担うこともあります。

文・構成:小林麻理/監修:M&A Online編集部

M&A Online編集部

M&Aをもっと身近に。

これが、M&A(企業の合併・買収)とM&Aにまつわる身近な情報をM&Aの専門家だけでなく、広く一般の方々にも提供するメディア、M&A Onlineのメッセージです。私たちに大切なことは、M&Aに対する正しい知識と判断基準を持つことだと考えています。M&A Onlineは、広くM&Aの情報を収集・発信しながら、日本の産業がM&Aによって力強さを増していく姿を、読者の皆様と一緒にしっかりと見届けていきたいと考えています。


M&A基礎知識

NEXT STORY

【M&Aの現場】事業承継型M&Aという選択

【M&Aの現場】事業承継型M&Aという選択

全体の半数以上の経営者が後継者問題に悩んでいる現在、後継者を育てるのは難しい。そんな中、後継者問題の選択肢として事業承継型M&Aがある。専門家に話を聞いた。


注目の記事

Thumb e1b02e19 e880 4647 9b2e 9735a2922dd8

【リコー】「再成長」へM&A投資 2000億円

リコーが2018~19年度にM&Aに2000億円超を投資する方針を打ち出した。同社にとって大命題は「再成長」の一語に集約される。業績は10年近く一進一退が続き、伸びを欠いたままだ。リコー復権ののろしは上がるのか?

Thumb 5535fbd2 d91a 4fbd a0be 6bc68475be6d
Thumb 88ffbc7d d8c1 4c46 a94a d5f6737c0e91
Thumb 86c7d0cc ec0a 493b bd1c abd4c0f6d333