私が勤める非上場・オーナー経営の会社が同業種の大手企業に買収されることになりました。雇用や給与は守られるのでしょうか?(相談者:中小企業のサラリーマン・35歳)

通常のM&Aなら心配ありません

 買収が成立したということは、その大手企業があなたの会社の収益性に魅力を感じたからです。
結論から言えば、雇用も給与も維持されます。通常の経営感覚を持った経営者であれば、収益性が見込める買収先組織の雇用条件を変更するケースはありません。

 M&Aにおいては、買収された側以上に、買収した方が不安なものです。なぜならば、買収した企業を通じて、投資したお金に見合う収益を上げなければならないからです。

 企業が収益を上げるためには従業員は不可欠です。ですから、順調に回っている会社で、下手に雇用や給与を不用意に変えたり動かしたりして波風を立てることは一般的に考えにくいでしょう。

 なお、再建型のM&Aの場合は別として、不採算の企業(事業)の売買は成立自体が難しいことがほとんどです。

 自分の会社を売るオーナー経営者は、従業員の雇用の事をとても心配されており、むしろそれが最も大事という方も多いです。

 自社の従業員を大事にしてくれるかどうか、相手をじっくり見極めて買収先を決断しているものです。そういった観点から考えても、雇用や給与について、安心されてよいと思います。

まとめ:M&A Online編集部

※本回答は編集部がM&Aの実務家への取材によりまとめたものです。