「再建の神様」|編集部おすすめの1冊
今回取り上げるのは江上剛著「再建の神様」(PHP研究所感刊)。物語の舞台は倒産の危機に瀕する会津の温泉旅館。銀行員生活に挫折した春木種生は東北新幹線の車中で、再建請負人を名乗る渋沢栄二と偶然出会う。
数あるビジネス書や経済小説の中から、M&A Online編集部がおすすめの1冊をピックアップ。M&Aに関するものはもちろん、日々の仕事術や経済ニュースを読み解く知識として役立つ本を紹介する。
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「M&A保険入門 」山本 啓太、関口 尊成著、保険毎日新聞社刊
M&Aでは、取引合意後に簿外債務や許認可違反が発覚することがある。こうしたことがないことを売り手が表明するのが表明保証。
表明保証を行ったにもかかわらず、違反などが判明した場合は、取引が破談になったり、取引成立後であれば、買い手が売り手に対し被った損害の補償を求めることがある。
このような補償リスクの低減のために登場したのが表明保証保険(M&A保険)で、欧米を中心に発展してきた。
日本ではあまり利用されていないが、近年はクロスボーダー(国際間)取引で表明保証保険の購入を検討するケースが増えており、国内向けの表明保証保険に対する関心も高まってきた。

そこでM&Aアドバイザーや表明保証保険を検討している企業の担当者、表明保証保険業務に携わる保険会社の担当者らが、入門書として表明保証保険の基礎知識が得られるように分かりやすくまとめられたのが本書。海外の表明保証保険を参考に、表明保証保険の内容や実務をQ&A形式で紹介している。
3部構成で、1部ではM&Aの概要を、2部では表明保証条項を取り上げ、M&A取引に馴染みのない人が表明保証保険を理解するうえで必要な基本的な情報を32の項目で紹介している。
例えば「M&A取引とは何ですか」「表明保証とは何ですか」といった基礎から始まり「M&A取引のクロージング後になすべきこととしては何がありますか」「日本の裁判で争われやすい表明保証条項はどの条項ですか」といったレベルまでカバーしている。
メインとなるのが3部の表明保証保険(M&A保険)で「総論」「購入・引受け」「保険の内容」「保険金請求・支払い」「その他」の5テーマについて、46項目でまとめてある。
「表明保証保険は売主が表明保証をしない場合でも利用することができますか」「表明保証保険の免責事由として、どのようなものが規定されますか」「日本企業が関与した表明保証保険に基づく保険金請求事件に関する裁判について教えてください」といった内容で、それぞれ1、2ページを割いて解説。巻末には表明保証に関する裁判例などの資料を掲載している。(2021年2月発売)
文:M&A Online編集部
今回取り上げるのは江上剛著「再建の神様」(PHP研究所感刊)。物語の舞台は倒産の危機に瀕する会津の温泉旅館。銀行員生活に挫折した春木種生は東北新幹線の車中で、再建請負人を名乗る渋沢栄二と偶然出会う。
コロナ・ショック後の企業価値をどう向上していくかというテーマの下、フリーキャッシュフローの創出や投資の判断、株主への還元、資金調達などについて、具体的な事例を紹介しつつ分かりやすく解説している。
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米国や欧州でビジネスと投資関連の取材をしてきた米国のジャーナリストが、多くの関係者にインタビューを行い、アクティビスト(物言う株主)と企業との熾烈な攻防戦に光を当てたのが本書。
有名企業が倒産に至った経緯をまとめたのが本書。信用調査会社である帝国データバンクがまとめた。タイトルに「まんが図解」が入っているが、まんがの部分は少なく、いわゆる漫画本とは趣を異にする。
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未上場会社の事業承継を成功に導くための指南書というのが本書の位置づけで、事業承継の成功事例と失敗事例を数多く紹介してある。
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本書はこれから企業法務を担っていく法務部員や若手の弁護士らを対象に、初めて企業法務を担当する際、企業法務の役割は何か、コンプライアンスリスク管理は何をすればよいのか-といった観点でまとめられている。