関西の大手私鉄である阪急電鉄や阪神電気鉄道などを傘下に持つ阪急阪神ホールディングス<9042>が、M&Aの動きを強めている。
コロナ禍の影響が薄らいだ2022年、2023年と相次いで企業買収を発表。2026年3月期を最終年とする中期経営計画の中でも、M&Aなどに備えた戦略投資枠を設けており、引き続きM&Aが実現する可能性は高そう。
同社は2006年に、村上ファンドが保有していた阪神電鉄株を買い取ることを目的に、阪急電鉄の持ち株会社である阪急ホールディングスが、阪神電鉄へのTOB(株式公開買い付け)を実施して誕生した企業で、M&Aとは縁が深い...
焼酎や日本酒、みりんなどを生産する宝ホールディングスが海外M&Aを加速させている。同社はこの1年ほどの間に米国、カナダ、スペインで、日本食材卸や日本酒メーカーなど4社を傘下に収めた。
ヤマエグループホールディングスは、2024年3月期から2026年3月期までの3年間に、それまでの3年間(2021年3月期-2023年3月期)のおよそ2倍にあたる450億円をM&Aに投じる。