日本企業も投資した「夢の小型原子炉」 なぜ行き詰まったのか?

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次世代原子炉として期待されている「小型モジュール炉(SMR)」の開発が頓挫した。米原子力スタートアップのニュースケール・パワーが米アイダホ州で進めていたSMR建設が中止されたのだ。原子炉本体を小型化することにより、規格化した量産モジュールを現場で組み立て、原子力発電所の建設コスト削減を狙ったが、セールスポイントだった経済性でつまずいたという。

最大の「売り」だった経済性で大きな期待外れ

同社が開発中のSMRの出力は7万7000kW。アイダホ州の新原発ではこれを6基設置して46万2000kWを発電する計画だった...

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