米シリコンバレーを中心とする海外のベンチャーおよびテクノロジー関連の最新情報を、TransCap代表で現地在住のコンサルタント坂崎昌平氏がレポート!

今週はAmazonのリアル店舗、Amazon Books訪問レポートをお届けします。

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Amazonのリアル店舗を訪問

みなさん、お盆休みはいかがお過ごしでしたか? 私は8月上旬にシアトルに行く機会がありました。アメリカ北西部沿岸にあるワシントン州シアトルは、曇りがちで涼しいイメージがあるのですが、そのときは熱波がきていて地元の人も驚くほどの暑さでした。久々のシアトルだったので、以前から気になっていたAmazonのリアル店舗として話題のAmazon Booksに立ち寄ってみました。

Amazon Booksのシアトル店

Amazon Booksのシアトル店はワシントン州立大学に隣接するUniversity Villageというショッピングモールの中にあります。モールには、よくあるアメリカのアパレルブランドや、Apple Store、Microsoft Store、以前ご紹介したb8taがあり、Din Tai Fung(鼎泰豐)、Santouka(ラーメン山頭火)、Kumon(公文式教室)も入っていました。

M&A Online関連記事(b8ta、Amazon Booksなど)https://maonline.jp/articles/venture-b8ta

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データ解析と物流網を生かした店舗づくり

シアトルのAmazon Booksの店舗のつくりは、アメリカの書店としては小規模な部類に入ります。その上、ほとんどの棚の書籍が面陳列されていて、商品の在庫はかなり少ないように見えました。自社の強みであるデータ解析と物流網を生かして、ショールーム的かつコンビニ的な書店を志向しているようです。"Highly Rated 4.8 Stars & Above"(評価が高く星の数が4.8以上)といった売れ筋商品を手に取ることができます。

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ネット体験を実店舗で再現する試み

"If You Like…, you'll Love…"(この本が好きでしたら、この本も気に入るでしょう)といったAmazon.comらしい試みの棚もありました。Books Inc.など従来型の業態でも生き残っている本屋さんは、日本のように書店員の手書きPOPやファンシーな雑貨、カフェで賑わっているのですが、Amazon Booksはカスタマレビューの引用も活字で印刷されていて全体的にやや無機質な印象を受けました。

KindleやEchoも販売

Amazon Booksには、Kindle(電子書籍リーダ)やEcho(スマートスピーカ)の全機種も売っていて、Amazonのハイテク商品ショールームとしての役割も担っています。Kindleの一番シンプルなモデルは手に取ってみると使いやすそうで欲しくなってしまいました。音声インタフェースをもつスマートスピーカのEchoには派生商品として、小型のEcho Dot、カメラ付きのEcho Look、ディスプレー付きのEcho Showが登場しています。

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