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【鳥取銀行】青い鳥が運ぶ「地域の絆」|ご当地銀行の合従連衡史

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東京・神田にある鳥取銀行東京事務所。窓口・ATMはなくローンプラザのみ設置している

官民そろって「ごうぎん」になびく!?

だが、どこまでも、というか、県内どこに行っても鳥取銀行には“目の上のたんこぶ”とでも呼ぶべき存在があった。県内トップバンクながら地域ナンバー2に甘んじてきたのである。

鳥取銀行にとって大きな壁は、山陰合同銀行である。たとえば、県の指定金融機関は通常、その県のトップ地銀が担うケースが多い。ところが、鳥取県の指定金融機関は島根県松江市に本店を置く山陰合同銀行が受託している。鳥取銀行はいわば山陰合同銀行の代理という立場、指定代理金融機関である。

鳥取銀行は鳥取市をはじめ、いくつかの県内市町村の指定金融機関となっている。だが、市町村レベルでも隣県本社の山陰合同銀行を指定金融機関としている例が多い。県でも市町村レベルでも「“とりぎん”さんより“ごうぎん”さんかな?」という意識・ニーズが強いのかもしれない。

官、自治体の指定金融機関だけではない。鳥取県内の民間企業のメインバンク調査(帝国データバンク調べ、2019年)を見ても、メインバンクのトップシェアは山陰合同銀行で48.53%、鳥取銀行は25.79%である。この順位は何年も変わっていないようだ。つまり、鳥取県内の民間企業にとっても、鳥取銀行は島根県の山陰合同銀行の後塵を拝しているといえなくもない。

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2020/01/27

「山陰合同」という名称より「ごうぎん」の名で親しまれている山陰合同銀行。その名称は、1889年に設立された松江銀行と1894年に設立された米子銀行の合併による。その山陰合同銀行が新しい合同に舵を切った。地銀のモデルケースとなり得るか。

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