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M&A指南 六つの大切なこと(3)事業部門を売買するか、会社を売買するか

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ある失敗例

 実はかつて、事業譲渡の実行を進めていて条件等も全て整い、合意書まで締結したのに、それを破棄して買収というスキームに変えたことがあります。

 その時の買収される方の会社(A社とします)は、ある世界的な大手メーカー(ここではグローバルの頭文字のG社とします)の孫請け企業として製造をしている会社でした。G社は当然、孫請け製造しているA社の品質や製造体制をチェックしたうえで直接の外注先の会社(B社とします)に発注をしていました...

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