Booon(長崎市)は長崎大学発の新食糧開発ベンチャー。2021年に同大経済学部を卒業した橋爪海社長が2022年11月に、昆虫由来となる代替プロテインの開発・製造会社として立ち上げた。現在、取り組んでいるのは高騰する魚類養殖用の飼料を昆虫で代替する仕組みづくりだ。
従来、水産養殖の飼料原料としては主に魚粉が使われてきたが、需要増によって国際価格が高騰。養殖事業者の経営を圧迫しているのに加えて、原料となるイワシなどの乱獲にもつながっており、水産資源保護の観点からも問題視されている...
ベンチャーエンタープライズセンター(東京都千代田区、VEC)がまとめた2023年第1四半期(1~3月)のベンチャーキャピタル(VC)による国内投資額は634億6000万円と前年を19.9%下回った。前年比マイナスは3四半期連続で、昨年下期を境に一服感が広がっている。投資件数は前年比9.4%減の396件だった
レナサイエンスは東北大学発の創薬ベンチャーとして2000年2月に設立された。同社会長で同大大学院医学系研究科の宮田敏男教授らによる神経細胞死や神経変性に関する分子機構についての研究をベースとする低分子化合物治療薬の開発からスタートしている。
アイ・ブレインサイエンスは阪大発の医療検査ベンチャー。「視線検出技術を利用した簡易認知機能スクリーニングシステムの開発による社会システムの負荷軽減」がJST大学発新産業創出プログラムに採択されたのを受け、その成果を社会実装するため起業した。