昆虫飼料の普及で地球環境を護る Booon<長崎大>-大学発ベンチャーの「起源」(83) 

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(同社ホームページより)

Booon(長崎市)は長崎大学発の新食糧開発ベンチャー。2021年に同大経済学部を卒業した橋爪海社長が2022年11月に、昆虫由来となる代替プロテインの開発・製造会社として立ち上げた。現在、取り組んでいるのは高騰する魚類養殖用の飼料を昆虫で代替する仕組みづくりだ。

昆虫飼料で漁業資源の保護を目指す

従来、水産養殖の飼料原料としては主に魚粉が使われてきたが、需要増によって国際価格が高騰。養殖事業者の経営を圧迫しているのに加えて、原料となるイワシなどの乱獲にもつながっており、水産資源保護の観点からも問題視されている...

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