北川部長は企業への就職を考えている大学生に対し、「合同就職説明会のようなイベントに参加してみるといい」と薦める。それは大学時代は会社のことをあまり知らないため有名な会社に就職したがる傾向があるためで「中小企業にも面白い会社がたくさんあり、そこで気づくことが多くある」(同)という。
自身も大学では化学を専攻しており、入社時には研究所に配属されたが、今は経営企画にいる。企業に入社するといろんな仕事をすることになるため、業種や職種を絞り過ぎず、幅を広くしておいた方が良いとみる。
エア・ウォーターは2000年に大同ほくさんと共同酸素が合併して誕生した企業。窒素や酸素、アルゴンガスなどの産業ガスが祖業だが、その割合は2018年3月期で21.1%と低く、医療や農業・食品、エネルギーなどの産業ガス以外の事業が伸びてきた。同社ではM&Aを積極的に進めており、エア・ウォーターが発足した2000年以降でも主なM&Aが120件以上ある。これに伴ってグループ会社数も増えており、現在は250社ほどに達している。
エア・ウォーターの2018年3月期の部門別の売上高構成比
事業部門 | 構成比 |
---|---|
産業ガス | 21.1% |
ケミカル | 9.0% |
医療 | 22.7% |
エネルギ― | 6.8% |
農業・食品 | 17.7% |
物流 | 6.0% |
その他 | 16.6% |
取材・文:M&A Online編集部
テレビで見る記者会見などで、司会役を務めているのは広報部門の担当者であることが多い。記者の質問に答えていることもある。広報って一体どんな仕事なのか。安川電機<6506>の広報・IR部を訪ねてみた。
東京商工リサーチの調べによると、2017年3月期決算の上場企業2,430社の役員総数は2万8,465人。このうち女性役員は957人で、全体のわずか3.3%にとどまっている。