新型コロナが「ゴルフ場」を変える?ゴルファーに嬉しい変化とは

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東急リゾーツ&ステイのニュースリリースより

「初心者がせかされずにプレーできる」「待たずにスムーズにコースを回れる」「人との接触を減らすためロボットが配膳してくれる」今夏、このようなゴルフ場が登場した。

ゴルフは新型コロナウイルスの感染リスクが低いスポーツとして注目を集めており、若いゴルファーが増えつつあるという。

「混雑せず、せかされない」ための対策は、ゴルフを始めた人たちにストレスを与えずに、継続してもらえる取り組みと言える。一体どのような内容なのか。

せかされずにプレー

東急リゾーツ&ステイ(東京都渋谷区)が運営するホテルタングラム(長野県信濃町)は、併設する斑尾東急ゴルフクラブで、子どもや初心者向けの「ゴルフ場デビュー応援プラン」を8月31日まで実施している。

1日1組限定のインコース9ホールのみのハーフプレーで、13時30分スタートの最終組でプレーすることで、後ろから追われずにゴルフを楽しむことができる。

スタート前にはホテル前の9番ホールで1時間練習することが可能で、服装はドレスコードを無くしTシャツなどで誰でも気軽にゴルフが体験できるようにした。

不必要な待ち時間をなくす

つくば国際カントリークラブ(茨城県つくば市)は9月17日まで、予約数を通常の半分の30組に絞り、スタート間隔を通常の2倍ほどの15分に伸ばしたサービス「わがままが叶うゴルフ体験」を実施している。

プレー中や昼食時に不必要な待ち時間が多い現状を改善するための対策で、合わせて昼食(45分間)のタイミングをプレー前や、ハーフ後、ラウンド後など当日の気分次第で決めることができるようにした。

「安価なのに混まず、融通がきく」という、わがままを体験してもらうのが狙いで、これによって9ホールを回るハーフプレーの所要時間は1時間半から2時間ほどになるという。

配膳と下げ膳を行うロボット(SGSTのニュースリリースより)

AI(人工知能)ビジネスなどを手がけるSGST(東京都港区)は8月6日から16日まで、ジャパンPGAゴルフクラブ(千葉県君津市)のレストラン内で、ロボットが配膳と下げ膳を行う実験を行った。

中国企業が開発した4層のトレイを備えたロボットを用いて、配膳と下げ膳を安全に行うことができるのか、新型コロナウイルス感染症の防止や人件費削減に効果があるのか、従業員とロボットが協働できるのか-などについて検証した。

今後、実験の結果を踏まえ、レストラン利用者に受け入れられるための運用面の改善や調整などについて検討していく計画だ。

スポーツ用品小売り大手のアルペン<3028>は、コロナ禍を機に若い世代のゴルファーが増加していることから、初心者向けのサポートに力を入れることで、ゴルフ事業の売り上げが大幅にアップ(2021年6月期)した。ゼビオホールディングス<8281>、ヒマラヤ<7514>の両社も、ゴルフ部門の売り上げが伸びており、業績回復に一役買っている。

文:M&A Online編集部

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