一神教と疫病とコーポレートファイナンスⅥ|間違いだらけのコーポレートガバナンス(17)

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キリスト教徒の金融事業禁止は「教会の政治的判断」にすぎない

筆者は聖書の専門家ではないが、これを素直に読む限り、新約聖書(イエスの教え)が金利を否定しているとは受け取れない。もし金利を否定するなら、タンス預金した者の行為を褒めこそしなくとも、否定はしなったはずだ。金利をもらって堕落するくらいなら、タンス預金でよいのだと。

いうまでもなく、このタラントのたとえは、のちのプロテスタントの「天職概念」にも関係している。主人を失望させたこのタンス預金した者が結局どうなったか。これも非常に示唆深い内容だが話が脱線するので触れない...

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