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【中国銀行】凪ぐ瀬戸内に渦巻くM&A|ご当地銀行の合従連衡史

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岡山城より望む岡山丸の内・表町方面。右手奥のビルが中国銀行本店(ミッキー / PIXTA)

嵐のように周辺中小銀行を束ねた2つの有力地銀

第一合同銀行と山陽銀行。まず、第一合同銀行の“合従連衡”ぶりを見ていこう。

第一合同銀行の源流は、1891年に設立された倉敷銀行である。その倉敷銀行が鴨方倉庫銀行、倉敷商業銀行茶屋町銀行、天満屋銀行、日笠銀行などと1919年に合併して誕生したのが第一合同銀行である。

倉敷市と岡山市は合併して瀬戸内沿岸の中核都市となることを幾度か目論んでいるが、現在においてもそれは実現されていない。当時から倉敷市の経済力は岡山市と拮抗していたことがうかがえる...

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