「攻めるM&A」を展開するルネサスだが、一連の巨額買収に伴うのれん代は同社の純資産を上回る1兆円超に達している。ルネサスは国際会計基準(IFRS)を採用しているため、のれんを償却する必要はない。
その代わり、のれんの「根拠」となる収益力や両社のシナジーが毀損していないかを確認する「減損テスト」が課される。テストの結果「のれんの価値がない」と判定されると、一気に減損しなくてはならない。
仮にのれんの大幅な減損処理を迫られた場合、ルネサスが債務超過に陥るリスクもある...
今年2件目のゴルフ場の倒産が発生した。東京商工リサーチによると、香川県の高松グランドカントリー(三木町)は2021年11月24日に、高松地裁に民事再生法の適用を申請した。