だが、今回は意外と簡単に手に入りそうだ。理由は価格。「13シリーズ」と同じ価格帯という見方がある一方で、大幅な機能向上と半導体などの部品価格高騰により15%ほど値上げされるとの予想もある。
現在「13」(128GBモデル)の米国価格は799ドルで、「14」が15%値上げされると920ドル。「13」の日本価格は11万7800円なので、1ドル=147円43銭(ただし、日本価格は消費税込み)となる。この為替レートのままならば「14」は13万5600円の見込み。
「14シリーズ」には安価な「mini」が設定されないとの予想もあり、これが事実ならば最安モデルでも13万円を超えることになる。
最上位の「13 Pro Max」(同)の米国価格は1099ドルなので、「14 Pro Max」が15%値上げされると1260ドル。同じ為替レートでは18万6000円と20万円の大台に近づく。日本でも食料品はじめ日常購入する商品の値上げも始まっており、消費者の財布のヒモも締まっている。
人気の「iPhone」ではあるが、アップルが極端に供給量を減らさない限り「発売初日から飛ぶように売れる」状況は考えにくい。「年末のボーナスが入ったら考えよう」と、様子見する消費者も増えそうだ。じっくり構えて実機を店頭で確かめてから購入しても、決して遅くはないだろう。
文:M&A Online編集部
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