「iPad Pro」のモデルチェンジが迫っている予兆なのか?格安販売店やネット通販で現行「iPad Pro」の未使用品の販売が相次いでいる。もちろん個人が未使用のまま手放した製品が単発的に販売されることは珍しくない。が、じゃんぱら秋葉原5号店のように店頭に山積みになって販売されている事例もあり、何らかの事情で大量供給されているのは明らかだ。
今年3月末から4月にかけてMacBookシリーズに採用された「M1」互換のCPUを搭載する新型「iPad Pro」が投入されるとの報道もあり、現行機種の大量流通はそれを見越した現行品の流出と考えるのが妥当だろう。
ただ、正規のアップルストアは法人向けに旧モデルを低価格で販売するルートがあり、格安販売店やネット通販に現行機種を横流しはしない。アップルとは関係ない一般小売店が新モデル登場で値崩れをする前に放出した可能性が高い。
アップルは販促活動をスピーディーに展開するため、大手小売店向けに直前ではあるが新製品情報を提供しており、それを受けての「放出」とすれば新モデルの投入は極めて近いと言える。
iPad Pro販売情報 | ||
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販売店名 | じゃんぱら秋葉原5号店 | 楽天市場(フォースユニオン) |
モデル名 | iPad Pro 11インチ・Wi-Fi 512GB | iPad Pro 11インチ・Cellular 256GB |
定価(税込) | 129,580 | 124,080 |
売価(税込) | 104,980 | 105,000 |
値引率 | 19.0% | 15.4% |
確認日 | 3月18日 | 3月23日 |
一方、直近の新型発売情報を受けての「恐慌売り」であれば、新モデルの投入とは関係がない動きとなる。アップル製品はほとんど値引きされず、現行機種の新品が10%以上も安くなるのは極めて珍しい。
ユーザーとしては「買い」だが、大幅な性能向上が見込まれる新モデルの登場が間近かだとすれば判断に迷うところだろう。賢く選択したい。
文:M&A Online編集部