食堂車、無人島、天守閣…意外な「貸し切り」のお値段は?

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天守閣を貸し切って「お殿様気分」で最高の夜を

予算にゆとりがあるなら、お城を宿として貸し切りできる。全国で唯一、天守閣に宿泊できるNIPPONIA HOTEL 大洲城下町(愛媛県大洲市)が提供する「大洲城キャッスルステイ」がそれ。

2004年に再建されたばかりの新しい天守閣だが、大洲藩作事棟梁だった中村家に残された木組み模型(天守雛形)や明治時代に撮影された外観写真を元に、当時の工法で建てられた本格的な木造天守だ。

国内では江戸時代から残っている「現存天守」(全国12カ所)に次いで貴重な「復原天守」(同5カ所)の一つ。それだけに宿泊料金も1泊2食の2人利用で総額110万円と「お殿様価格」だ。定員は6人で、その場合の総額料金は154万円だ。

本格的な復原天守で宿泊できる大洲城
本格的な復原天守で宿泊できる大洲城(同社ホームページより)

宿泊料金には松山空港からの送迎や、甲冑に着替えて何十人もの「家臣」たちに出迎えられての入城セレモニー、地元伝来の「山鳥坂鎮縄神楽」の鑑賞、天守閣の夜景を間近に眺めながら入浴やお酒を楽しめるキャッスルラウンジの利用料なども含まれる。

大洲城は一般観光客にも公開されており、貸し切り宿泊は年間30組しか利用できない。外国人旅行客の入国規制が緩和され、海外富裕層の予約が増えるのは間違いなさそう。「大名気分」を味わいたいのなら、お早めの予約をお勧めする。

文:M&A Online編集部

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