旧帝大系が強い大学発ベンチャー

大学別では東京大学が269社(前年度比2社減)でトップ、次いで2位が京都大学の191社(同27社増)、前年度は4位の大阪大学が141社(同35社増)と3位に。上位5校を旧帝国大学系の有名国立大学が占めた。

一方、前年度3位の筑波大学は114社(同3社増)と6位に沈んだ。私立大学ではいずれも85社だった慶應義塾大学(同4社増)と早稲田大学(同3社増)の8位が最高だった。早大は前年度の7位からワンランク下がっている。

東大発ベンチャーが最も多い状況は変わらないが、京都大や大阪大、東北大、九州大、筑波大、名古屋大などのベンチャーも増加しており、上位層ではその差が縮まりつつある。

順位(前年度)大学名2017年度2018年度2019年度
1 (1)東京大学268271269
2 (2)京都大学154164191
3 (4)大阪大学102106141
4 (5)東北大学86104121
5 (6)九州大学8890117
6 (3)筑波大学104111114
7 (9)名古屋大学817694
8 (8)慶應義塾大学698185
8 (7)早稲田大学798285
10 (10)東京工業大学696675

分類別では大学の持つ特許や技術を事業化する「研究成果ベンチャー」が全体の58.6%(同0.3ポイント減)の1504社(同163社増)と最も多く、学生が起業する「学生ベンチャー」が22.1%(同1.6ポイント増)の568社(同101社増)と続く。

経産省では「最高技術責任者(CTO)が研究者を兼任して大学とのつながりを活用する一方、最高経営責任者(CEO)に企業経験者を迎えるなど、大学発ベンチャー企業のチームビルディング(効果的な組織づくり)が進化し、成長につながっている」とみている。

文:M&A Online編集部