最新決算(判明1,216社)が「黒字」は1,042社(構成比85.6%)で、「赤字」は174社(同14.4%)だった。黒字企業の構成比は前期(同84.7%)、前々期(同84.4%)と、ほぼ変わらない。また1,216社のうち、3期連続で黒字は719社(構成比59.1%)で、収益基盤が安定した企業が6割を占めることもわかった。
スポーツ専門店2,887社の最新決算のうち、売上高1億円未満は2,132社(構成比73.8%)と、約7割を占めた。1店舗から数店舗の運営にとどまる小・零細企業が圧倒的に多い。次いで、1~5億円未満(601社、同20.8%)が約2割と続き、5~10億円未満(77社、同2.6%)、10~50億円未満(55社、同1.9%)は数%にとどまる。
売上高5億円未満が2,733社(構成比94.6%)と全体の9割以上を占め、小・零細規模が大多数を占める業界構造が特徴だ。
売上高100億円以上は12社(同0.4%)にとどまった。全国展開している大手が中心だが、スポーツ全般を扱う総合店と、ゴルフ、アウトドアなど専門分野に特化して展開し一定のシェアを維持している企業に大別される。
近年、同業同士や異業種によるM&Aが加速している介護業界。業界の経営をめぐる最新の動向、M&Aの実態について、高齢者住宅新聞社の網谷敏数社長に伺う、第1回目。