セルフ式うどんのチェーン店「丸亀製麺」を展開するトリドールホールディングス<3397>の海外展開に、M&Aによる効果がくっきりと表れてきた。
2023年7月に子会社化したピザ料理などのレストラン事業を展開する英国のFulham(ロンドン)が2024年3月期第2四半期から連結対象となり、同期の「海外事業」の売上高が過去最高の886億3700万円に達した。伸び率は前期比44.2%増で、全社の伸び(23.2%増)を大きく上回った...
日立ハイテクが、ヒトゲノム(ヒトの全遺伝情報)の構造多型(個人間のゲノムの違いのうち50塩基対以上の長さの変異)情報を取得する装置などを製造する米国のNabsysの子会社化に踏み切った。
物言う株主(アクティビスト)として知られる香港投資ファンドのオアシス・マネジメントの猛威がこの夏も止まらない。株主提案を突き付けた先は調剤薬局トップのアインホールディングス、そしてドラッグストア準大手のクスリのアオキホールディングスだ。
3月期決算上場企業の定時株主総会が6月末をもって終了した。その数は全上場企業のほぼ6割にあたる約2260社。このうち、物言う株主などから株主提案があった企業は90社を超え、過去最多となった。株主提案への賛否はどうだったのか、点検してみる。
三井松島ホールディングスは、事業多角化のためM&Aを積極化する。同社は2024年3月に祖業の石炭事業から撤退しており、今後事業規模が大きく縮小する見込みのため、M&Aで新規事業を開拓し収益の柱に育てるのが狙いだ。