2025年のTOB(株式公開買い付け)が快進撃を続けている。9月半ばに早くも100件の大台に乗せ、前年を6割上回るペースで推移中だ。年内まだ3カ月を残すが、2007年に記録した年間104件を超える18年ぶりの最多更新も“秒読み”段階。空前のTOBラッシュの中、「公開買付代理人」レースを制する証券会社はどこか?
公開買付代理人はTOBへの応募を受け付ける窓口証券会社を指す。買付者に代わって、買付対象会社の株券の保管・返還や買付代金の支払いなどの事務を担当する...
男性化粧品「ギャツビー」や「ルシード」で知られるマンダムは、英投資会社CVCキャピタル・パートナーズ傘下のカロンホールディングスによる公開買付け(TOB)に合意し、株式を非公開化する。しかし、同社の業績は好調。なぜ「上場廃止」を選んだのか?
TOB(株式公開買い付け)の勢いが止まらない。年明けから1カ月半足らずで20件(届け出ベース)に到達し、2007年以来17年ぶりに年間100件の大台に乗せた前年(100件ちょうど)より2カ月もペースが速い。
上場維持基準を未達でも暫定的に上場を認める「経過措置」が2025年3月以降に順次終了する。措置終了後1年たっても基準を満たさないと上場廃止となる。上場維持基準への抵触を引き金とするTOB(株式公開買い付け)が広がる気配が見え隠れする。
東京地裁は、ファミリーマートの買収対価をめぐって反対株主から提起されていた株式買取価格決定訴訟で、2600円とする判決を下しました。TOB価格の2300円は不当に安かったのでしょうか。今回もアナリスト目線で検証したいと思います。