ベライゾンが米ヤフーを買収するとの報道がされている。ここでベライゾンのM&Aについて、アメリカ部の記事を抜粋して紹介する。

 ベライゾン・コミュニケーションズ(Verizon Communications Inc.)は世界最大級の通信インフラ事業者。米国最大の携帯電話事業者であるベライゾン・ワイヤレスを子会社にしている。

 1970-80年代当時に通信分野で独占状態にあったAT&T(発明家グラハム・ベルのベル電話会社)の政府による反トラスト訴訟の和解の結果、AT&Tの長距離交換部門以外が地域ベル電話会社7社(BabyBells)として地域電話部門が分割され、市場競争への道が拓かれた。

 自由競争の結果の再統合により、地域ベル電話会社のベル・アトランティックとナイネックス両社が合併し、2000年に非ベル系でハワイなど小規模都市をカバーしていたGTE(General Telephone and Electronics)の巨額買収を完了し、ベライゾン・コミュニケーションズとして誕生した。

 ベライゾンは、同様に地域ベル系を再統合したAT&TとともにベライゾンとAT&Tで長く米国の通信事業で2強時代を築いてきた。