このようなユダヤ教徒からキリスト教徒への改宗者は「コンベルソ(改宗者)」と呼ばれた。1391年の大量改宗の前にも、強制改宗は欧州の至る所で見られた。しかし、この1391年の惨劇は短期間のうちに、これまでとは比較にならないほど大規模な強制改宗者を生んだ。そして、この新キリスト教徒はその後イベリア半島における「第3の宗教勢力」ともいえる存在となっていく。
医師(薬草師)や天文学者、あるいは財務官僚や徴税請負人、ユダヤ教社会のリーダとして、王族の行く末とユダヤ共同体の存続の両方に責任を負っていた宮廷ユダヤ人にも、この改宗の問題が突きつけられる...
今回のコラムは、「経営者の監視ができる仕組み」に関する現行のコーポレートガバナンス制度の有効性を前提としつつ、経営者の不正がなくならない原因について考えを述べてみたい。