では欧州世界の王室は、どうやってユダヤ教徒の共同体とつながり、関係を深めていったのか。初期のきっかけとして最も重要だったのはおそらく金融よりも医学だ。ユダヤ教徒の原点ともいえる専門技能と能力が、ここでも重要な役割を担ったと考えられる。
以前にも述べたが、ユダヤ教社会のプロフェッショナルの頂点は宗教指導者でもあるラビだ。そして、それに次ぐ重要な専門職が医者だった。外科的技術が進んでいなかった中世の医学は、現在の概念で言えば「薬学」に近いものだったと考えられる。そして薬の原料といえば植物だ...
今回のコラムは、「経営者の監視ができる仕組み」に関する現行のコーポレートガバナンス制度の有効性を前提としつつ、経営者の不正がなくならない原因について考えを述べてみたい。