数あるビジネス書や経済小説の中から、M&A編集部がおすすめの1冊をピックアップ。M&Aに関するものはもちろん、日々の仕事術や経済ニュースを読み解く知識として役立つ本を紹介する。
“投資"に踏み出せない人のための『不労所得』入門 加谷 珪一 著、イースト・プレス刊
「不労所得」というと、どことなく聞こえが良くない。何もしないでお金を稼ぐという風にネガティブに受け止められがちだ。
一般に、金融資産が1億円以上の人は富裕層と呼ばれる。債券などで安全運用するだけでも年間300万円ほどのリターンを得られる。要は1億円のお金があると、労働者の平均年収に近い金額を働かずして稼ぐことができる。お金がお金を生み出す仕組みこそが文字通り、「不労所得」。しかし、大多数のサラリーマンにとって1億円の“元本”をつくるのは現実的とは言い難い。
そこで著者が提案するのが「給料+不労所得」。年収を給料で稼ぎつつ、プラスアルファを不労所得、つまり副収入として得ようというのだ。サラリーマンの副業を政府が後押しする今日、その入門編として送り出した。

第1章は「“ネット時代”の不労所得」と題し、ブロガー、ユーチューバー、せどり(フリマアプリを利用した中古品売買)、会員ビジネス(有料のネットサロン)、リース/レンタル(民泊、カーシェアリングなど)を紹介し、それぞれについて労力、リスク、リターン、難易度などを解説している。
例えば、ブロガー。収益の目安となる月間10万PV(ページビュー)のブログを作るために最も重要なのはコンテンツの「量」と「内容」という。広告の種類によっては必要となるPV数も異なる。記事のアップは最低で1日5本。文章を書くのが好きなことに加え、読者の反応を意識してコンテンツをつくれる人が向いているという。
ただ、ネット関連は参入へのハードルが低い分、競争が激しいのが実情だ。
第2章は「“投資”による不労所得」。ギャンブル(パチンコ、競馬など公営ギャンブル)、株式、FX(外国為替証拠金取引)、不動産(アパート経営など)などを取り上げる。なかには投機に近い場合もあるだけに、リスクとの付き合い方のポイントを丹念に説明している。
本書は、サラリーマンの不労所得として、月5万円を一つの目安として示す。それが実現できれば、人生の豊かさが広がるきっかけになり得るからだという。
さて、月5万円という収入を考えた場合に、現実的な不労所得とは? 自分が副業に一歩踏み出すかどうかは別として、全体を俯瞰するには格好の一冊といえる。(2019年7月発売)
文:M&A Online編集部
組織再編税制はカッコ書やただし書、政令委任が多く、複雑で難解。そこで、この組織再編条文を読むために、最低限必要な知識とテクニックを解説したのが本書。
人気時事芸人のプチ鹿島さんが新聞のおもしろくてディープな読み方を伝授する一冊。インターネット全盛の中、旧態依然の象徴とされる新聞。そんな「オヤジジャーナル」の奥深い味わい方とは。
2019年5月10日発売の日経ビジネスは、「売られた社員20の運命」と、ヒラ社員の声を取り上げている。
相続や事業承継で悩んでいる資産家や中小企業経営者らに的確なアドバイスを行い、ビジネスを拡大することを目的に、銀行員や税理士、コンサルタントら向けに書かれた営業トーク集。
「令和」への時代の代替わりを迎え、「平成」は後世、どのように語られるのだろうか。昭和史研究の第一人者である著者が昭和との因果関係を踏まえながら、過ぎ行く「平成」を絵解きする。
「グループ3社を売却せよ」。取締役会の決定事項が覆せない状況下、子会社担当取締役の新城吾郎がとった行動とは…。今や古典的なビジネス書に数えられる『ザ・ゴール』のコミック版。
失敗しないM&Aのために何が必要となるのか。著者が提唱するのが「セカンドPMI」。最初のPMIで積み残したこと、できなかったことを数年後に再度行うPMIを、独自に「セカンドPMI」と名づけた。
森・濱田松本法律事務所=MHM税理士事務所は、事業承継やM&Aの実務書「設例で学ぶオーナー系企業の事業承継・M&Aにおける法務と税務」を発行した。
「あなたの文章力、それで大丈夫ですか?」初心者ライターに物書きのプロである元新聞記者がおすすめする本がコレだ!