2023年第2四半期ののTOB(株式公開買い付け)は件数が前年同期比4件減の11件に終わった。今年に入って2四半期連続の減少で、第2四半期としては2年ぶりの減少となる。一方で金額は同61.6%減の990億4000万円と第2四半期としては3年連続の減少となった。件数の減少に加えて、100億円以上の大型案件が前年同期比3件減の3件と低迷したのが響いている。中には買付総額が1億円を下回る超低額TOBもあった...
2023年7月のM&A件数(適時開示ベース)は74件と前年を17件上回った。前年比プラスは5カ月連続で、国内、海外案件とも堅調に推移した。取引金額は1566億円と低調だった。5~6月は2カ月連続で1兆円を超えたが、大型案件が乏しかった。
2023年5月のM&A件数(適時開示ベース)は前年を1件上回る79件だった。5月として過去10年で最も高い水準で、国内、海外案件とも好調に推移した。1~5月累計は427件で、前年を42件上回るハイペースを維持している。
2023年3月のM&A件数(適時開示ベース)は105件と前年を12件上回った。昨年9月(105件)に2008年3月(111件)以来14年半ぶりに月間100件の大台に乗せたが、今度は半年のタイムラグで実現した。2月にペースダウンした国内案件が好調を取り戻し、海外案件も増勢を維持した。1~3月期累計は前年比38件増の275件で、4四半期連続で増加した。