日清紡ホールディングスはM&Aをテコに事業ポートフォリオ(構成)を変革に挑んできたことで知られる。現在、無線・通信、ブレーキ、マイクロデバイスの主要3事業で全売上高の4分の3を占め、祖業の繊維事業は1割に満たない。所属業種も2015年に繊維製品に別れを告げ、電気機器に変更済みだ。
事業承継マッチングプラットフォーム「relay」を運営するライトライトは、事業承継についてのアドバイスや専門家の相談を受けられる「アドバイザー・専門家制度」を開始した。事業承継を検討している事業者の課題や不安を解消し、円滑な事業引継ぎを支援するのが狙い。
政府は6月16日、企業の参入・退出の円滑化やスタートアップ育成を視野に入れた「経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)2023」を決定した。事業不振企業のM&Aや事業再構築の早期相談体制の確立に力を入れる。
4月24日、外国為替及び外国貿易法(外為法)関連告示の改正が行われ、新たにいくつかの業種がコア業種に追加されました。対内直接投資等の範囲が拡大されたため、外国投資家が関与する M&A 取引等を実施する際には留意が必要となります。
少子化に伴う新卒者不足から、初任給引き上げの流れが止まらない。ボルテージは大学卒初任給を現行の24万100円から、27万5030円に引き上げる。しかし、これは同社だけではない。日本企業の初任給引き上げは、もはや「トレンド」なのだ。なぜか?
M&A専門業者をめぐる買収の動きが活発だ。今年に入り半年足らずで、4件(適時開示ベース)を数え、過去にないハイペースで推移している。コロナ禍の収束に伴い、一段の拡大が見込まれるM&A市場への新規参入が目立つ。
ゼンショーがまたしても外食企業の買収に踏み切った。5年ぶりのM&Aとなったロッテリアの買収からわずか3カ月で今回の3件目に達したわけで、ゼンショーがコロナ禍後を見据えた積極策にカジを切ったと言って問題なさそうだ。
1958年に創業した一畑百貨店が2024年1月14日に閉店する。同百貨店は一畑電気鉄道の100%子会社で、日本百貨店協会に加盟する島根県内の唯一の百貨店だ。同店の閉店で島根県から百貨店は姿を消す。なぜ、こうも地方百貨店は「打たれ弱い」のか?
ビッグデータを用いて電子商取引ブランドの育成と販売支援を手がけるACROVEが5月31日に、生活家電などのプライベートブランド(PB)商品を手がけるイー・エム・エーを子会社化した。なぜACROVEは畑違いのPB事業者を買収したのか?
資金難、人材不足、経営者の高齢化…。業界を問わず、多くの中小企業に共通する経営課題だ。介護も例外ではなく、近年、廃業・倒産が増えている。ではどうやって介護事業を守っていくのか。著者は自身の経験をもとにM&Aを活用した事業承継の重要性を訴える。
WACC はWeighted Average Cost of Capitalの略で、日本語では加重平均資本コストといい、ワックと読みます。
長年の粉飾決算が発覚、6月9日に事業を停止した堀正工業だが、会社側が「3行」と説明していた取引のある金融機関は「約50行」、「40億円」と説明していた融資額は「300億円以上」にのぼるとみられる。粉飾で調達した資金の「行き先」はどこなのか。
セブン&アイ・ホールディングスは先の決算で国内小売業として初めて売上高10兆円を突破した。物言う株主として知られる米投資ファンドのバリューアクトはスーパー事業の分離によるコンビニ事業への集中を求めている。セブン&アイの今後のかじ取りは??
浅田次郎の時代小説「大名倒産」(文春文庫刊)を実写映画化した『大名倒産』が6月23日より全国公開される。企画立案から映画化までの裏話を松竹・石塚プロデューサーに単独インタビュー。話は映画ビジネスにまで広がり…
中南米が合併・買収(M&A)の魅力的な市場として注目度が高まっていることがKPMGの企業幹部調査で分かった。米中貿易摩擦が中南米でのM&Aに対する投資家の意欲を刺激する一因だという。79%がメキシコはビジネスを行う上で魅力的な場所と回答した。
清水港湾博物館(フェルケール博物館)の裏手にひっそりと建つ「缶詰記念館」。清水の缶詰産業の源流であるとともに、SSKブランドで知られる清水食品の源流でもある。
フューチャーベンチャーキャピタル(FVC)が2023年6月13日に開催した定時株主総会にて、筆頭株主であるDSG1の株主提案が可決。7名の取締役が選任されました。FVCは2022年6月23日に開催した株主総会で、2.5%株主の金武偉氏の株主提案が可決され、経営陣の総入れ替えを行ったばかりでした。
自社のビジネスが「衰退期」に入ったら、企業はどのような舵取りをすべきなのか?その成功事例がカルチュア・コンビニエンス・クラブの取り組みだ。主力のCD・DVDレンタルがデジタル化のあおりを受けて「オワコン化」したビジネスをどう立て直したのか?
吉野家ホールディングスが調剤薬局や大学と相次いで連携を深めている。同社は女子栄養大学の栄養監修のもと、新商品を開発したほか、日本調剤の店舗で介護食に適した商品の販売を始めた。
物言う株主との対立など株主総会をめぐる紛争の増加で、「総会検査役」を選任するケースがここ数年急増している。今年もコスモエネルギーホールディングス、フジテックなど8社10件(申し立て中を含む。6月14日時点)と前年に続き2ケタ台に乗せる勢いだ。
証券取引等監視委員会が仕組債販売で法令違反行為があったとして3社に行政処分を出すよう金融庁に勧告した。ハイリスク・ハイリターン商品であるとの説明がないまま販売したのがダメだという。ハイリターンならば、相場次第で「大儲け」できるのではないか?
経済産業省は6月8日、「企業買収における行動指針(案)」に対するパブリックコメントの受け付けを開始した。上場企業の経営支配権を取得する買収(M&A)に関する新たな指針で、日本企業の国際競争力強化を図る狙いがある。意見募集は8月6日まで。
日帰り・宿泊温泉チェーンを展開する大江戸温泉物語ホテルズ&リゾーツと湯快リゾートが、2024年春に経営統合する。東西2大温泉チェーンの江戸温泉物語と湯快リゾートの経営統合を後押ししたのは、ポストコロナの利用者増で懸念される人手不足だという。
玩具やゲームの大手バンダイナムコホールディングスとタカラトミーが順調に業績を伸ばしている。バンダイナムコは4期連続の増収、タカラトミーは3期連続の増収増益を見込む。
日本経済新聞が7月1日から5年8か月ぶりに購読料を引き上げる。大手全国紙では朝日新聞が5月、毎日新聞が6月に値上げを実施した一方、読売新聞は3月末に1年間の据え置きを宣言。残るは産経新聞の出方だが、8月にも追随するとみられる。