1日で42億分の1に下落した仮想通貨「TITAN」とは?

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「暴落しない」はずの仮想通貨だったが…

そこまで安定性の高い仮想通貨が、なぜリアル通貨が暴落していないにもかかわらず42億分の1という破壊的な大暴落を引き起こしたのか?そこにはTITANのシステム自体に問題があった。ステーブルコインには、次の3種類が存在する。

(1) 法定通貨担保型
(2) 仮想通貨担保型
(3) 無担保型

(1) の法定通貨担保型はリアル通貨とひもづけられており、ステーブルコインの主流だ。

(2) 仮想通貨担保型はイーサリアム(ETH)やベーシック・アテンション・トークン(BAT)、USDコイン(USDC)などの仮想通貨とひもづけられており、安定性は法定通貨担保型に劣る。

(3) の無担保型は「アルゴリズムステーブルコイン」と呼ばれ、リアル通貨や他の仮想通貨とひもづけられていない。その代わりアルゴリズムによって発行量を制御し、暴落を防ぐ仕組みだ。安定性の信頼度は最も低く、3種類のステーブルコインの中では最も人気がない。

TITANは無担保型のアルゴリズムステーブルコインだった。人気のないアルゴリズムステーブルコインは、そもそも価格が高騰すること自体が「想定外」。交換価値をステーブル(安定化)するのが目的の仮想通貨であり、「暴騰しないことで、暴落を防ぐ」仕組みだからだ。言い換えれば「山低ければ谷浅し」である。

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