トップ > ビジネスと経済 > 事業再生・倒産 >男性用医療脱毛の「ウルフクリニック」破産 急成長後の破局劇

男性用医療脱毛の「ウルフクリニック」破産 急成長後の破局劇

※この記事は公開から1年以上経っています。
alt
※画像はイメージです 本文と関係ありません

900人以上の顧客と返金トラブルになっている

 (株)TBI(東京都港区)は5月31日までに事業を停止し、破産手続きを弁護士に一任した。
 負債は現在調査中。

 「ウルフクリニック」の名称で東京、神奈川、愛知、大阪に5店舗を展開していた男性専門の医療脱毛クリニックの経営に関与していた。クリニックは2022年のオープン以降、格安の医療脱毛クリニックとして新規参入ながら急速に知名度をあげていた。
 しかし、新規店舗の開店などの先行投資費用が嵩んでいたうえ、同業他社との競合もあって業況は厳しく、顧客からの前受金に頼った資金繰りに陥っていた。
 こうしたなか、2023年4月に入り、突然クリニックが休業。5月中旬頃に再開予定としていたが、営業が再開されることはなく、未施術分の返金を求める顧客とクリニックのあいだでトラブルが相次ぎ、動向が注目されていたところ、今回の措置となった。

※(株)TBI(TSR企業コード:138345503、法人番号:1010401158484、港区東麻布1-9-11、設立2021(令和3)年2月、資本金500万円)

東京商工リサーチ「TSR速報」より

NEXT STORY

アクセスランキング

【総合】よく読まれている記事ベスト5