つばめBHB(東京都中央区)は、東京工業大学発の化学素材製造ベンチャー。同大国際先駆研究機構 元素戦略MDX研究センターの細野秀雄栄誉教授が開発したエレクトライド技術を商業化するために、2017年に教授陣と民間企業、投資ファンドの出資を受けて2017年4月に設立した。
エレクトライドとは電子化物とも呼ばれ、電子が陰イオンとして働く化合物の総称だ。例えば絶縁体となっている物質の酸素イオンを電子に置き換えると、電気を流しやすくなると同時に電子を外部に与えやすいという性質がある...
アレナビオは筑波大学発のソーシャルビジネスベンチャー。同大地中海・北アフリカ研究センターが取り組んできた植物由来の有用成分を活用した機能性食品などの開発成果を社会実装する。発展途上国の振興と先進国の食を支える社会貢献ビジネスを展開している。
B‐Lab(神戸市)は、水に溶けない物質を高濃度で水に溶かす技術を開発する甲南大学発ベンチャー。同大フロンティアサイエンス学部の甲元一也教授が自らの研究成果を実用化するため、2023年1月に設立。汎用性の高さで注目されるバイオベンチャーだ。
カナルウォーターは、公立諏訪東京理科大学発の健康機器開発ベンチャー。同大院工学・マネジメント研究科の博士課程を修了した小須田司同大客員准教授が創業した。ヘルメットに取り付ける小型センサーを利用して熱中症のリスクを感知するシステムを開発した。
Chordia Therapeuticsは、京都大学発のがん領域に特化した研究開発型バイオベンチャー。武田薬品工業が研究体制を再編するのに伴い、6人の元同社研究者によって2017年10月に設立。設立と同時に第三者割当て増資に成功している。