ただ、それらが豊富に含まれているオリーブ葉とはいえ、乾燥や保管の方法によっては含有量が低下してしまう。そこで2019年7月に現地のハービオテックアロマ社と提携。日本の技術を活用して、含有量を維持したまま乾燥する技術を確立した。
さらに加工されたオリーブ葉に対して同大が250種類に及ぶ残留農薬検査を実施したところ、全く検出されなかったという。高機能で安全性が高いことが証明された同社のオリーブ葉は、サプリメントや魚・家畜の飼料としての活用拡大が期待されている...
ハイドロヴィーナス(岡山市)は、岡山大学発の再生可能エネルギーベンチャー。創業者でもある比江島慎二同大教授の振り子式水流発電 Hydro-VENUSを実用化するため、2015年に設立した。水流に棒を置くと渦が発生し、振動する原理を応用した。
セルージョンは慶応義塾大学発の眼科再生医療ベンチャー。同大医学部卒の羽藤晋社長が2015年1月に設立した。iPS細胞から角膜内皮代替細胞「CLS001」を効率的に作り出す特許技術をベースに、ドナー不足による「角膜移植難民」の解消を目指す。
B‐Lab(神戸市)は、水に溶けない物質を高濃度で水に溶かす技術を開発する甲南大学発ベンチャー。同大フロンティアサイエンス学部の甲元一也教授が自らの研究成果を実用化するため、2023年1月に設立。汎用性の高さで注目されるバイオベンチャーだ。