ただ、それらが豊富に含まれているオリーブ葉とはいえ、乾燥や保管の方法によっては含有量が低下してしまう。そこで2019年7月に現地のハービオテックアロマ社と提携。日本の技術を活用して、含有量を維持したまま乾燥する技術を確立した。
さらに加工されたオリーブ葉に対して同大が250種類に及ぶ残留農薬検査を実施したところ、全く検出されなかったという。高機能で安全性が高いことが証明された同社のオリーブ葉は、サプリメントや魚・家畜の飼料としての活用拡大が期待されている...
ハイドロヴィーナス(岡山市)は、岡山大学発の再生可能エネルギーベンチャー。創業者でもある比江島慎二同大教授の振り子式水流発電 Hydro-VENUSを実用化するため、2015年に設立した。水流に棒を置くと渦が発生し、振動する原理を応用した。
HILO(札幌市)は北海道大学発の医療診断薬ベンチャー。大場雄介同大大学院医学研究院教授細胞生理学教室で開発した蛍光バイオイメージング技術を用いた薬効評価法を「光診断薬」として社会実装するため、2021年8月に設立した。
オリシロジェノミクスは、立教大学初のバイオ医療ベンチャー。同大理学部生命理学科の末次正幸教授が開発した細胞を使わず長いDNAを効率的に合成する技術(セルフリー長鎖DNA合成技術)に関する研究成果を実用化するため、2018年12月に創業した。
学生起業家の祭典「第19回キャンパスベンチャーグランプリ東京(cvg東京)」の最終審査発表会が、東京都内であった。大賞は坂本良太さんと飯島一翔さん(東京農工大学大学院)の「生物酵素CYPを用いた脱石油の医薬品製造」で、全国大会に進出する。