ただ、それらが豊富に含まれているオリーブ葉とはいえ、乾燥や保管の方法によっては含有量が低下してしまう。そこで2019年7月に現地のハービオテックアロマ社と提携。日本の技術を活用して、含有量を維持したまま乾燥する技術を確立した。
さらに加工されたオリーブ葉に対して同大が250種類に及ぶ残留農薬検査を実施したところ、全く検出されなかったという。高機能で安全性が高いことが証明された同社のオリーブ葉は、サプリメントや魚・家畜の飼料としての活用拡大が期待されている...
エネコートテクノロジーズは京大発の太陽電池開発ベンチャー。2018年1月に同社共同設立者で最高科学責任者でもある若宮淳志京大化学研究所教授の研究成果をベースに、次世代太陽電池の本命といわれる「ペロブスカイト太陽電池」の開発に取り組んでいる。
オリシロジェノミクスは、立教大学初のバイオ医療ベンチャー。同大理学部生命理学科の末次正幸教授が開発した細胞を使わず長いDNAを効率的に合成する技術(セルフリー長鎖DNA合成技術)に関する研究成果を実用化するため、2018年12月に創業した。
カナルウォーターは、公立諏訪東京理科大学発の健康機器開発ベンチャー。同大院工学・マネジメント研究科の博士課程を修了した小須田司同大客員准教授が創業した。ヘルメットに取り付ける小型センサーを利用して熱中症のリスクを感知するシステムを開発した。
Chordia Therapeuticsは、京都大学発のがん領域に特化した研究開発型バイオベンチャー。武田薬品工業が研究体制を再編するのに伴い、6人の元同社研究者によって2017年10月に設立。設立と同時に第三者割当て増資に成功している。