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東京地裁が東京機械の買収防衛策認める、アジア開発は近く抗告へ
10月29日、複数の関係者によると、東京地裁は、東京機械製作所の買収防衛策の発動差し止めを求めたアジア開発キャピタルの仮処分申し立てを却下した。
2021年12月10日に提出された大量保有報告書のうち、注目銘柄をピックアップしました。
■今日のトピックス
光通信、中部鋼鈑を 5.01%新規取得
タイヨウファンド、ラクーンホールディングスを 1.04%保有増(→ 9.91%)
シルチェスター・インターナショナル、サワイグループホールディングスを 1.01%保有増(→ 6.05%)
アジアインベストメントファンド、東京機械製作所を 0.41%保有増(→39.94%)
■本日の注目銘柄
アジアインベストメントファンドが12月10日付で提出した大量保有報告書によると、東京機械製作所<6335>の保有株数は348万5900株(39.94%)と0.41%買い増していた。報告発生義務日は2021年10月4日。
また保有目的を「支配権の獲得。ただし、現時点で、発行者に取締役候補者を派遣することは予定していない」としていたが、「状況に応じ、取締役の選解任を求めるなどの役員構成の変更に関する重要提案行為等を行う可能性がある」と変更した。
共同保有者でありアジアインベストメントファンドの親会社であるアジア開発キャピタルは、最高裁が11月18日に東京機械の買収防衛策を認める司法判断を示したことで、東京機械株を買い増ししないと表明しており、保有株式の動向が注目されている。
文:M&A Online編集部
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10月29日、複数の関係者によると、東京地裁は、東京機械製作所の買収防衛策の発動差し止めを求めたアジア開発キャピタルの仮処分申し立てを却下した。