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【JR東日本・JR北海道】資本統合の可能性を探る(後編)

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MasaoTaira/iStock

JR旅客6社がすべて「優良企業」になったわけではない。本州3社と3島会社との間の経営格差は、この30年の間にむしろ拡大した。

一筋縄では解決しない経営格差の拡大

JR旅客6社のなかで、鉄道事業で利益を上げているのはJR東日本・東海・西日本の本州3社で、赤字幅が年々減少しているとはいえ、JR北海道・四国・九州の3島会社は赤字である。ただし、JR九州<9142>は、1997年に赤字を解消し、98年から営業利益を出している。

JR各社が誕生した1980年代後半は空前の好景気となり、本州3社の営業利益は増加した...

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