一方、機能が大幅に向上する「同 Pro」と「同 Pro MAX」は100〜200ドルの値上げがあるとの見方が有力だ。100ドルの値上げでも現行モデルの「14 Pro」「14 Pro MAX」に比べて約2万円高、200ドルの値上げだと3万5000円を超える大幅な値上げとなる。「15 Pro MAX」は最低でも20万円を超えることになりそうだ。
Proシリーズのみ100ドル値上げ | |||
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モデル名 | 米国価格 | 日本価格(予想) | 14との価格差 |
iPhone15 Pro | 1,099 | 167,697 | 17,897 |
iPhone15 Pro MAX | 1,199 | 182,956 | 18,156 |
Proシリーズのみ200ドル値上げ | |||
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モデル名 | 米国価格 | 日本価格(予想) | 14との価格差 |
iPhone15 Pro | 1,199 | 182,956 | 33,156 |
iPhone15 Pro MAX | 1,299 | 198,215 | 33,415 |
最も高額の1TB(2TBにアップグレードされる可能性がある)ストレージ内蔵の「15 Pro MAX」が200ドル値上げされて1799ドルになった場合、日本での販売価格は27万8000円を超える見通し。現行の同グレード機との比較では、約3万5000円もの値上がりとなる。
厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」によると、2022年の産業計・男女計の平均初任給額は21万7000円だった。「iPhone15シリーズ」は値上がりしても、ぎりぎり初任給で購入できそうだ。ただ、来年発売される「iPhone16シリーズ」は、為替相場や米国での値上げがあれば初任給では手が届かなくなる懸念もある。「iPhone」が、ますます「高嶺の花」になることだけは間違いないだろう。
文:M&A Online
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