【山陰合同銀行】新たな合同を結実させる|ご当地銀行の合従連衡史

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松江市内にひと際高く聳える山陰合同銀行本店(papa88 / PIXTA)

商都・米子の大資産家

では、米子(鳥取県)の明治期の金融動向も踏まえておこう。山陰合同銀行の前身である米子銀行は、1894年1月に設立されている。当時、米子には第八十二国立銀行(鳥取県)の米子支店がある程度だったので、地元商工業者にとって私立銀行の設立は強く要望されていた。そこで誕生したのが米子銀行だった。初代頭取は坂口平兵衛という資産家。「商都・米子」の基盤をつくり、特に製糸業の実業家という立場からその基盤を支えた人物として知られている...

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