投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)は、今年に入って日本市場でのTOBを立て続けに成立させている。2017年3月、KKRは日産自動車傘下の自動車部品メーカーであるカルソニックカンセイに対して公開買付を実施した。TOBは滞りなく成立し、約4,700億円で普通株式の95.21%を取得した。最終的に完全子会社化のための手続が完了し、カルソニックカンセイは2017年5月8日付で上場廃止になっている...
慶応義塾大学・牛島教授が解説する。この研究は、企業間の子会社買収(売却)に注目し、このつながりを分析するものである。