沿革のなかで特筆すべきは、新潟銀行時代に中条共立銀行を買収して以後、大正から昭和初期の約20年間強、銀行の大合併時代を積極果敢に生き抜いてきたことだ。第四銀行は下表のとおり、広い県内のそこかしこに点在する中小銀行を、まるで新潟市を頭にして両翼を広げる鷲のように、まさに鷲づかみのM&Aを重ね、版図を広げていった...
佐賀県のトップバンクは1955年創立の佐賀銀行。その創立は佐賀興業銀行と佐賀中央銀行の合併によって誕生したもので、この両行の歴史をたどると同行の合従連衡の実情を垣間見ることができる。その始まりは1882年創立の伊万里銀行にさかのぼる。
ご当地銀行の合従連衡史の6回目は、宮崎県。『夢に遭いにいこう』。この楽曲をテレビCMなどに活用した宮崎銀行の歴史は、イメージソングさながらにすっきりとし、合併や買収などがほとんどなく、県民に愛されて創業し、地歩を固めてきた。