コクヨによるぺんてるの子会社化を巡る騒動が大詰めを迎えている。コクヨは乗っ取りや支配をするような考えは一切ないとし、過去の実績としてアクタスとカムリンの子会社化事例を上げた。どのような子会社化だったのか。
ココカラファインは2008年にセガミメディクスとセイジョーが経営統合し、ココカラファインホールディングスとして生まれた(現社名はココカラファイン)。以来約10年、売上高はほぼ右肩上がりで推移している。ココカラファインの今後のM&Aを活用した成長戦略について分析していく。
女性だけのフィットネスクラブ「カーブス」を運営するコシダカホールディングスはもともと中華料理店だった。1990年にカラオケ事業を開始、2008年にカーブス事業を買収し急成長した。その一方、ボーリング事業は早々に撤退するなどM&Aは迅速な経営判断が光る。
老舗持ち帰りずしチェーンの小僧寿しに復活の兆しが見えてきた。コロナ禍で外食産業が史上最悪といわれる「氷河期」を迎えたのを尻目に、5期ぶりの黒字転換を果たしている。同社はどうやってコロナ禍を乗り越え、どのような成長戦略を描いているのか?
コナミホールディングスは既存事業の強化と組織再編にM&Aを活用している。ハドソンとのM&Aを通じて、スマートフォン向けゲーム開発を強化したことが、「実況パワフルプロ野球」などの人気タイトルの創出につながった。
小林製薬は2022年12月期を最終年度とする3カ年の中期経営計画中に「大型M&Aの実行」を盛り込んだ。2019年12月期の数値目標の達成が確実視されることから、次のステージの目標が現実味を帯びてきた。
宝石や貴金属、時計・カメラ、バッグ、衣料・着物などの中古ブランド品の売買を手がけるコメ兵ホールディングスが、国内外のリユース市場の拡大をにらみ、積極的にM&Aを展開している。
小森コーポレーションは印刷機専業で国内首位に立つ。昨年は創業100周年の節。紙媒体の電子化などで印刷市場が縮小する中、オフセット印刷機を中心とする事業構造からの転換を着実に進めてきた。その同社が4年ぶりとなるM&Aを繰り出した。
コーセーが海外事業を加速中だ。アジアの好調に加え、北米では4年前に子会社化した米タルトの業績が急拡大している。タルト買収は意外にも同社初の海外M&Aだが、ねらいがピタリとはまった。2016年に海外売上比率を現在の25%から35%に高める。
ホームセンター大手、コーナン商事の“東上作戦”が勢いを増している。LIXIグループ系列の「建デポ」を6月に子会社化する。買収額は約240億円に上る。近畿圏を地盤とする同社にとって、今回の大型買収が途上にある首都圏での勢力拡大の起爆剤となるか。
ゴルフダイジェスト・オンラインが手がけるゴルフレッスン事業が好調だ。2018年に子会社化した米GolfTECが、のれん償却前の営業利益で黒字化したほか、国内で展開しているGolfTECのレッスン事業の売上高が大幅な増収となった。