業界の優等生ともいえる山口銀行が地域のトップバンクとしてM&Aテクニックを見せつけたのは、平成の時代、2010年前後のことである。2011年に山口銀行は関門海峡を隔てた隣県の福岡県小倉(北九州市)に本店を置いた北九州銀行にいったん事業の一部を吸収する形をとった。九州域内で事業分割譲渡を行うというスキームである。と同時に北九州銀行は九州域内の事業分割承継というスキームによって山口銀行の業務の一部をM&Aすることになる。
いささかまだるっこい表現をしたが、この山口銀行と北九州銀行のM&Aの流れを時系列で示すと、下表のようになる...