街の書店に「とどめ」を刺すのは、アマゾンではなく物流業者

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2019年6月21日、札幌市の書店「なにわ書房」が札幌地裁に自己破産を申請した。1950年の創業で、札幌市や北広島市の商業施設やショッピングセンターで5店舗の書店を運営。「活字離れ」に伴う出版不況や電子書籍の普及、アマゾンに代表される書籍のネット通販に押され、経営が悪化していた。

2015年に新業態としてブックカフェの「LINER NOTES」を開業、2017年にコストダウンのため京都市の大垣書店と仕入れを共同化するなどの経営努力もむなしく、2億9000万円の負債を抱えて自己破産に追い込まれる。

地方書店の廃業や倒産が相次いでいるのは周知のとおり...

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