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「富士御殿場ゴルフ倶楽部」の運営会社が民事再生へ

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※画像はイメージです

~「富士御殿場ゴルフ倶楽部」を運営~

 サンユウ産業(株)(TSR企業コード:290743729、法人番号:9010001045299、千代田区内神田3-2-11、設立昭和46年6月、資本金6000万円、福島範治社長)は1月30日、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。申請代理人は市野澤要治弁護士(麹町誠壱法律事務所、千代田区麹町3-1-7)。監督委員には服部秀一弁護士(服部総合法律事務所、千代田区大手町2-2-1)が選任された。
 問合わせ窓口は、富士御殿場ゴルフ倶楽部再生推進室(千代田区神田須田町1-24、電話03-3254-8673)。
 負債総額は約232億円。このうち、預託金債権者は1万5793名に対して約140億9500万円。

 当初はゴルフ会員権の売買および仲介を行っていたが、その後、同業務を関係会社に移管し、昭和53年にオープンした「富士御殿場ゴルフ倶楽部」(静岡県御殿場市)の運営に業態を変更した。同ゴルフ場は、18ホール、6193ヤード、富士山麓の裾野の「リゾートスタイルの林間コース」として人気を博し、ピーク時は数千人の会員を誇っていた。平成8年5月期には売上高約17億5600万円をあげていたものの、以降はゴルフ人口の減少などから利用者が減少。30年5月期の売上高は約5億4200万円にとどまり、過去の赤字から多額の債務超過が続くなど厳しい経営が続いていた。近年の売上減に加え、預託金の返還により資金繰りが逼迫。自社での事業継続が困難となり、今回の措置となった。
 なお、1月30日、パシフィックゴルフマネージメント(株)(TSR企業コード:294276009、法人番号:7010401043945、台東区)とスポンサー基本合意契約を締結。今後は、スポンサー支援を受け、申請後も通常通り業務を継続していくことを公表している。

東京商工リサーチ「TSR速報」より

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