~カー用品専門メーカー「MIRAREED」を展開~
(株)ミラリード(TSR企業コード:291716261、法人番号:2010401029008、品川区東品川4-12-6、設立昭和54年2月1日、資本金3000万円、東山克基社長)は1月18日、債務整理を小川朗弁護士(東京桜橋法律事務所、中央区八丁堀2-10-9、電話03-3523-3217)ほか1名へ一任した。
負債総額は約27億5200万円(平成29年9月期決算時点)だが、その後変動している可能性がある。
自動車用ウインドウフィルムやシェード、ランプやドリンクホルダーなど、カーアクセサリー全般を取り扱う専門メーカー。愛知県内に自社工場を持つほか、全国主要都市に営業所を設置し、「MIRAREED」のブランドでカー用品チェーン店やホームセンターなどに販路を持ち、相応の知名度を有していた。最近では車両の急発進防止装置「ペダルの見張り番」などがヒットし、平成29年9月期は売上高34億200万円をあげていた。また、近年は植物由来のバイオマスプラスチック製造事業にも乗り出し、廃プラスチックによる環境汚染が問題となるなかで、マスコミなどでも注目されていた。
しかし、設備投資やバイオマス事業の開発費に伴う金融債務も過大となっていた。一方、30年9月期は回転率の悪い商品の絞り込みを行ったことでカー用品の返品が増加、また天候不順の影響も受けて売上が伸び悩んだ。30年12月以降、取引先への支払遅延や一部従業員の給与の遅配などで資金繰り悪化が露呈し、動向が注目されていた。
建設業のエム・テックがスポンサー支援を得られず10月22日、再生手続き廃止決定を受けた。「有明テニスの森」など東京オリンピック・パラリンピック関連施設の工事も中断している。
はれのひは、求人サイトなどで2016年9月期の売上高を4億8,000万円と公表していたが、実際は3億8,000万円だったことがわかった。債務超過額は3億1,900万円(東京商工リサーチ調べ)。