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医薬ジャーナル社が事業停止 負債総額は約3億8300万円

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※画像はイメージです

~月刊誌「医薬ジャーナル」などを発刊していた~

(株)医薬ジヤーナル社(TSR企業コード:570751560、法人番号:7120001074768、大阪市中央区淡路町3-1-5、設立昭和40年8月、資本金6400万円、沼田稔社長)は3月1日、事業を停止し、事後を赤木真也弁護士(赤木法律事務所、大阪市北区南森町1-3-29、電話06-6940-4779)に一任した。
 負債総額は約3億8300万円(平成30年7月期時点)。

医薬ジャーナル社本社 (c)東京商工リサーチ

 医学・薬学及び関連専門書籍の出版社として、月刊誌「医薬ジャーナル」や「化学療法の領域」のほか、年刊誌「吸入療法」などを発刊。また、医学部教授や医療関係者を著作者とする新刊書の出版も手掛けていた。製薬会社を主体対象に販路を形成していたほか、全国の書店やオンラインショップで販売し、ピーク時の平成5年7月期には売上高約10億2500万円を計上していた。しかし、以降は活字離れによる出版不況や事業継承の失敗などに加えて、主力購読先である製薬会社からの購読が減少。30年7月期の売上高は約2億6300万円にまで落ち込み、利益面は数千万円以上の赤字が続いていた。取引先に対する支払いが滞納するなど資金繰りが逼迫していたなか、金融機関より返済のリスケジュールを取り付け対応していたが限界に達し、今回の事態となった。

 なお、破産申請に向けた準備を進めているが、定期購読者及び書籍執筆者を中心に債権者が数千人に上る見通しのため、2カ月後を目処に代理人弁護士事務所のホームページに経過及び見通しを発表する予定。

東京商工リサーチ「TSR速報」より

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