トップ > ビジネスと経済 > 事業再生・倒産 >旗の台病院(東京・品川)が経営破綻 赤羽病院がスポンサーに

旗の台病院(東京・品川)が経営破綻 赤羽病院がスポンサーに

※この記事は公開から1年以上経っています。
alt
※画像はイメージです

~総合病院「旗の台病院」を経営~

(医)社団おきの会(TSR企業コード:294248439、法人番号:9010705000401、品川区旗の台5-17-16、設立1999(平成11)年2月12日、資産総額0円(債務超過額2億2604万2201円)、理事長:江口輝男氏)は4月24日、東京地裁に民事再生法の適用を申請し同日、民事再生開始決定を受けた。申請代理人は多比羅誠弁護士(ひいらぎ総合法律事務所、港区西新橋1-6-13、電話03-6205-7655)ほか。監督委員には岡伸浩弁護士(岡綜合法律事務所、港区西新橋1-5-8、電話03-6257-1037)が選任された。
 負債総額は債権者153名に対して16億5874万円。

 1977年5月創業。内科、消化器外科、整形外科、脳神経外科の診療科目を有する総合病院の「旗の台病院」(ベット数42床)を経営。過去には8億円台の年間売上高をあげていたが、近年は来院数の減少などから2018年4月期の売上高は5億6528万円に低下していた。
 また、2期連続で赤字を計上したことで債務超過額は拡大し、経営は厳しさを増していた。そうしたなか、前常務理事による杜撰な経営や資金の外部流出から資金繰りも逼迫し、今回の措置となった。
 なお、赤羽病院を経営する(医)社団埴原会(TSR企業コード:291667350、法人番号:8011505000476、東京都北区)がスポンサーとして決定している。

 債権者説明会は、4月26日午後3時から「スタンダード会議室虎ノ門SQUEARE」(東京都港区)で開催予定。

東京商工リサーチ「TSR速報」より

NEXT STORY

アクセスランキング

【総合】よく読まれている記事ベスト5