西日本豪雨による初の倒産 西日本観光(ゴルフ場経営)

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兵庫 ゴルフ場経営 西日本観光(株)

西日本豪雨による初の倒産

 西日本観光(株)(TSR企業コード:660276186、法人番号:6140001041800、篠山市和田字東勝山32-1、設立昭和46年9月、資本金4300万円、井上高文社長)は8月30日、大阪地裁へ民事再生法の適用を申請し同日、監督命令を受けた。申請代理人は浦田和栄弁護士(弁護士法人関西法律特許事務所、大阪市中央区北浜2-5-23、電話06-6231-3210)ほか。監督委員には野村剛司弁護士(なのはな法律事務所、大阪市北区西天満4-3-4、電話06-6311-7087)が選任された。
 負債総額は約52億7900万円(平成30年3月期決算時点)。

 「青山台ゴルフ倶楽部」(18ホール、パー72、昭和49年4月開場、会員数約1900名)と「篠山ゴルフ倶楽部」(18ホール、パー72、55年5月開場、会員数約1800名)の2カ所を運営。京阪神から近く、地元ゴルフ愛好者を中心に利用され、平成20年3月期には売上高約12億円をあげていた。
 しかしその後は、ゴルフ人口の減少やプレー料金の低下等で業績は低迷を余儀なくされ、30年3月期の売上高は約5億4000万円にまで減少していた。31年3月期に入ってから、記録的な猛暑や平成30年7月豪雨(西日本豪雨)の影響により入場者数が大きく減少。預託金返還問題も抱えるなか、先行きの資金繰り難から、今回の措置となった。
 なお、両ゴルフ場ともに通常通り営業を継続している。

東京商工リサーチ「TSR速報」より

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